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DX推進の企画段階で重要なポイント

DX企画に必要な考え

DX推進の課題として、経営戦略としてDXの位置づけが不明確な点が散在します。1つにDXで何をするかのイメージが湧かない。2にPoC(Proof of Concept: 概念実証、新しいプロジェクト全体を作り上げる前に実施する戦略仮説・コンセプトの検証工程 -経済産業省のDX推進ガイドラインより)までは行くが実際のビジネス変革には至らない状況があります。

前回の業務効率化と顧客体験向上はDX推進で解決企業の生産性課題はDX推進で解決ではDX推進の概論を説明しました。今回はDX推進の最初のステップ、「DX企画」で押さえるべき手順を説明します。ここを抑えると、DX成功への足がかりが得られます。 

DXとITの違い

私たちの社会は第1次産業革命、第2次産業革命を経て大量生産の時代へと変遷しました。

産業革命の変遷 ー 第4次産業革命 クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT、AI、5Gを用いたデジタル活用による価値創出(DX)

第3次産業革命は20世紀半ばから最近まで続いているコンピュータやインターネットによる情報通信技術(IT)革命です。第3次産業革命で多くのIT企業が生まれ、スマートフォーンに代表される便利なWebサービスも活用できる様になりました。ITという言葉が普及し、今やIT導入の効果を疑う人は誰もいません。

第4次産業革命は2011年にドイツで始まったインダストリー4.0をきっかけにIoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AI技術を基にしたデジタル活用による価値創出です。最近になって5G技術を使ったソリューションも加わり始めました。「いまこそ知りたいDX戦略」の著者である石角友愛さんによると、アメリカではDXが「第4次産業革命そのもの」を指すと捉えられており、DXという言葉はビジネス現場ではあまり使われないそうです。DX=第4次産業革命とみなして良さそうです。

IT化やIT活用という言葉はITをツールとして用いる事を指していますが、DXはツールとしてではなく、「デジタル化での価値創出」するコトを指します。技術としてはクラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT、AI、5Gの最新技術を駆使します。そのDXでは「何を目的とするか」「最新技術を如何に使うか」「企画力」がさらに重要になります。

バリューチェーン

DX企画ではバリューチェーンを意識することがポイントです。

バリューチェーン:1985年にハーバード・ビジネススクール教授のマイケル・ポーター著書の「競争優位の戦略――いかに高業績を持続させるか」で説明した概念

バリューチェーンは1985年にハーバード・ビジネススクール教授のマイケル・ポーター著書の「競争優位の戦略――いかに高業績を持続させるか」で説明した概念です。経営戦略の基本でもあり、バリューチェーンを知ることはDXを企画するベースになりますので、「DX企画ガイド」でイケアの事例も含めて説明しています。是非、下記からダウンロードして役立てて下さい。

DX思考の社内徹底

次に重要なのがDX思考の社内徹底です。DXは「経営者主導」で行うことが重要です。DX推進は全社的な意識改革として行うもので、DX推進部門に丸投げするだけでは成功が難しいからです。 

意識改革の中でも重要なのがAIリテラシーを持つことです。全社員でAIリテラシーが共有されていないと、「DX導入の自動化で職を失うのでは」という懐疑的な意見が社内に広がります。

AIの中でも大方のDXで使用されるのは「機械学習」の一部である「教師あり学習」という手法です。「機械学習」とはコンピュータがデータから反復的に学習し、そこに潜むパターンをみつけ出すことですが、「教師あり学習」ではその学習をさせる教師が必要です。企業のAIでは、今まで社内オペレーションのノウハウを積み上げてきた社員が教師となります。データからどのように解を見つけ出すかを社員が知っていて、その考え方をコンピュータにアルゴリズムとして学ばせて自動的に解が導かれる様に仕向けるのが「教師あり学習」です。さらに、「教師あり学習」ではコンピュータが導いた解を定期的に人が確認して、間違っていたらアルゴリズムを修正する作業を継続する必要があります。そのため、AIを活用していくDXでは、AIを管理コントロールする人材が求められ、自動化できるところはAIに任せ、社員は教師としてより高度な仕事をして会社のバリューチェーンを向上させるという分担分けが必要です。この仕組みを理解するのがAIリテラシーです。

マーケティングの大家コトラー氏は従来から社内の一機能の見られていたマーケティングが最終的には全社的な顧客を中心としたマーケティング思考にすべきだ主張していました。同様に全組織、全社員でDX思考を持ち、創出に向けて変革をするのがDX推進です。P.F.ドラッカーは「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。」という名言を残していますが、今や「DXの理想は、販売を不要にすること」です。Amazon、Uber、Airbnb、Netflix、そして先に紹介したIKEAがそれを実証しています。DXで顧客価値の高いCX(カスタマーエクスペリエンス)創出が実現できれば、販売活動をしなくても顧客からサービスを求めてきます。

DX推進で必要なデザイン思考

次につまずくのが、具体的なDX企画を進める上で、「何を目的にしたら良いかわからない」という課題です。
その解決の鍵となるのがデザイン思考で、デザイン思考もDX企画では重要なノウハウです。
以下がデザイン思考の5つのプロセスです。

①共感(Empathize)
②問題定義(Define)
③創造(Ideate)
④プロトタイプ (Prototype) 
⑤テスト (Test)

デザイン思考について興味のある方には「DX企画ガイド」で詳しく説明しています。

DX推進のステージ

デザイン思考で発案されたDX候補が挙がったら、次はDX推進です。

DX推進は「基礎ステージ」であるデジタイゼーションから最終的に「デジタル化価値創出ステージ」に順を追って進化させていくのが現実的です。デジタイゼーションとは紙ベースの書類をデータとしてのデジタル情報に変換させる作業(ペーパレス化)を含みアナログ情報をデジタル化する事です。その次がデジタライゼーションです。DXには3つから4つのステージがあると言われていますが、「DX企画ガイド」でDX推進のステージについて詳しく説明します。

DX企画ガイド無料ダウンロード

「DX企画ガイド」が無料でダウンロードできます。

他では見られないアプローチとノウハウでDX推進を成功に導きます。

<DX企画ガイド目次>
・DX前にバリューチェーンを考える
・IKEAのバリューチェーン
・DX思考の社内徹底
・理想は組織全体がDX思考を持つこと
・DX推進で必要なデザイン思考
・DX推進のステージ

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eラーニングでDXを正しく理解

日本企業が創出する製品やサービスは品質の高さが際立っています。「Made in Japan」の高品質製品を生み出してきた日本の製造業は「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の取り組みでも「ものづくり大国ニッポン」のDNAを受け継ぎ、「日本の製造業の強みを生かしたDX」の展開が期待されます。

日本の製造業での大きな課題は生産性の向上です。その早道はDX推進!「DX推進」や「DX展開での品質トラブル」の悩みを解決するためのeラーニングを精魂込めて作りました。「IT品質マネジメントコース」はソフトウェア受託開発で品質管理に不安がある方も対象となっています。


IT/品質コンサルタントの知見とノウハウを活かし、初心者から効率よく、楽しみながら学んで頂ける内容です。

eラーニングなので、インターネット接続のパソコン、スマホ、タブレットから24時間いつでもアクセス可能、ご自分の好きな時間に学習できます。

内容や価格でのご相談もお受けします。どんな些細な事でも構いませんので、お問い合わせから相談して下さい。

DX推進コース学習タイプ学習時間(目安)価格(1人/月)
DX推進概論講座eラーニング80分3,300円(税込)
DX企画・要件定義講座eラーニング60分3,300円(税込)
IT品質マネジメントコース学習タイプ学習時間(目安)価格(1人/月)
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